私達は、循環器内科特有の様々なモダリティに跨る医療データを用いて、「臨床上のアンメット・メディカル・ニーズを解決し社会実装につなげること」「AIにしかできない医学・生物学・生理学的な知見を導出すること」の2つのテーマを掲げて日々研究・開発を行っております。
京都大学大学院医学研究科 ビッグデータ医科学教室に属し、循環器内科の医師自ら開発を行っています。様々な企業や病院との共同研究実績を有しており、生成モデルを含めた最新の深層学習モデルや大規模計算資源を用いた研究を進めています。
「機械学習」「深層学習」「生成モデル」「数理モデル」「コンピュータシミュレーション」を用いて、臨床・基礎を横断したモデルの開発を行います。
心不全や体外循環、救急急性期疾患など、種々の診断や治療を最適化し、適切に解釈するためのAI開発を行っています。
特に当院循環器内科は多数の多施設研究コホートを有しているため、機械学習による再解析や、ベイジアンネットワークを用いた因果関係推論モデルによる解析等も行っています。
体表心電図・心内心電図・イオンチャネル数理モデル・遺伝子情報を用いた総合的な深層学習AI開発を行っています。
心臓CT, 冠動脈OCT画像, 心筋生検病理画像等を用いて疾患機序の推論や介入の最適化を目指すAIの開発を行っています。
遺伝性不整脈疾患や先天性心疾患・心筋症等の遺伝子変異との関連について、遺伝子変異の「質」に注目した機械学習モデル作成や、生成モデルを用いた臨床的意義不明バリアント(Variant of Uncertain Significance: VUS)のリスク予測を行っています。
京都大学iPS細胞研究所(CiRA) 吉田研, UT-Heart研究所, 理化学研究所計算科学研究センター(R-CCS)と共同研究を行い、「創薬領域と臨床をつなぐAI」, 「コンピュータシミュレーションと臨床データをつなぐAI」, 「イオンチャネルの電気生理学的性質を構造から推定するAI」等を開発しています。